【経営学部生が教える】PPMとは?事業の状況を把握するために活用しよう【第5回経営学シリーズ】

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当記事はこんな人にオススメ

◻️経営戦略の基礎知識を得たい人
◻️自社の事業分析や事業バランスを見たい人
◻️事業の資金ニーズの予測を立てたい人

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)とは?

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プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントとは、展開している事業の特徴と事業のバランスを把握するフレームワークです。

 

上の図を見てみます。

横軸の「相対マーケットシェア」は、そのマーケットにおけるトップシェア企業を基準とした比率です。

 

上のマトリクス上の4つの窓には、それぞれ「花形事業」「金のなる木」「問題児」「負け犬」という名前がつけられています。

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事業は円で示し、円の大きさは、売上高に比例します。

 

PPMは、資金を生み出す事業と、投資が必要な事業の全体バランスを見て、これから投資すべき事業を把握したり、各事業における資金ニーズの予測に役立てることができます。

 

また、停滞しがちな社内において、事業再編の議論を促すなど、危機感を持たせるのにも最適です。

 

それでは、4つの事業の特徴と対応方法について、1つずつ見ていきます。

事業①問題児

ここに配置される事業は、製品のライフサイクルで言うと、導入期〜成長期に属される市場です。

史上成長率は高く、魅力的な市場ですが、マーケットシェアは低いです。

その為、シェア向上のために積極的な投資が必要となりますが、なかなか利益が出にくいです。

 

積極的な投資でシェアを拡大出来れば、花形事業に育つ!

事業②花形事業

ここに配置される事業は、製品のライフサイクルで言うと、導入期〜成長期に属される市場です。

市場成長率もシェアも高い。

しかし、競合との競争も激しくシェアの維持や拡大に多額の投資が必要となります。

現在の高いシェアを維持・拡大して、「金のなる木」に育てる!

事業③金のなる木

ここに配置される事業は、製品のライフサイクルで言うと、成熟期〜衰退期に属される市場です。

市場成長率は低く、シェアは高いです。

積極的な投資が必要なく、利益を出しやすい事業と言えます。

安定した利益を出し、成長事業への投資資金を生み出す!

事業④負け犬

ここに配置される事業は、製品のライフサイクルで言うと、成熟期〜衰退期に属される市場です。

市場成長率もシェアも低いため、あまり利益が出ません。

撤退や売却などの対応を検討する!

コツ・留意点

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①実際に対応策をたてるときには、事業特性にも配慮をする。

※事業の特性によっては、シェアの拡大が本当に必要か否かを考える必要がある!

 

運用面の課題から、そのままPPMを利用することは難しい場合がある。

※近年ではPPMの分析結果をそのまま使うことは少なくなっているが、資源配分を考える際のヒントを得ることができるため、基本としておさえておきたい理論である!

 

事業特性や運用課題を踏まえて、PPM分析結果を活用しよう!

経営学シリーズ第1回~第4回

参考サービス

当記事は「グロービス学び放題」の内容を参考にしています。