【経営学部生が教える】現状維持バイアスとは?なぜ人は変化を怖がるのか【第4回経営学シリーズ】

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当記事はこんな人にオススメ

◻️「考え方の偏り」を知り、その対策法について学びたい人

◻️人の意識や組織変革を進める立場にあり、それらが変わらないことについて悩んでいる人

現状維持バイアスとは?

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現状維持バイアスとは?

変化に対する漠然とした恐れから、「今のままでいいか」と考えてしまうバイアス(考え方の偏り)のこと
 
例えば、
会社に所属するAさんが、上司Bさんにこんな提案をしたとします。
 
Aさん:「今まで、日報は紙で書いてきましたが、これからはクラウドツールを利用してみてはいかがでしょうか?ツールを利用すれば、移動中にでも書けますし、効率的になるかと思います。」
 
上司B:「そうだなぁ。確かに効率的にはなるとは思うけど、新しいツールを覚えるのは大変だし、みんなそれで慣れているから今のままでいいんじゃないか?」
 
このように、上司Bは「効率的になる」ことは分かっていますが、漠然とした変化の恐れから「今のままでいい」と判断しました。
この状況が現状維持バイアスと言います。
 
企業においては、組織変革を妨げる原因になる!

現状維持バイアスのメカニズム

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次に、現状維持バイアスのメカニズムについてです。

人の「現在」→「将来の姿」を想像する時の思考は以下の通りになります。

将来の姿

◻️不透明性や不確実性に対する不安が生じる

◻️リスクの過大評価をする

 

現在

◻️変わらないことの居心地の良さを感じる

◻️現状維持の方がリスクが低いと考える

◻️今あるポジションなどを失うことを恐れる

 

このように、人は自然と将来に対する不安を感じてしまうようにできているのです。

 

さらに、現状維持バイアスを生じさせる要因のうちで大きなものが2つあります。

それが、「①授かり効果(保有効果)」及び「②損失回避」です。

カニズム①:授かり効果

授かり効果とは?

自分が既に持っている物を高く評価し、手離したくないと考える傾向

 

とある研究結果によると、

自分が持っているものを「失う時の価値」は、「得る時の価値」よりも4~7倍の価値を感じるとされています。

 

授かり効果の対処法として、

持っていなかったとしたら、手に入れるためにいくら支払うかという側面に着目し、視点を変える

ことが大切になります。

カニズム②:損失回避

損失回避とは?

得をする可能性よりも、確実に損失を回避することを重視する傾向

 

例えば、

①100%の確率で100万円がもらえる。

②50%の確率で200万円が貰えるが、残り50%の確率では1円も貰えない。

このふたつの状況が会った場合、ほとんどの人間は損失を確実に回避するために①を選ぶそうです。

留意点

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現状維持に陥らないためのコツや留意点は以下の通りです。

◻️誰もがバイアスに陥る可能性があることを自覚する。
◻️組織変革を進める立場の時は、変化に伴うリスクより、現状維持のデメリットを説く。
 
変化に伴うリスクのない変革はありえません。
自分自身や組織を変えなければいけないときに、現状維持バイアスの存在を自覚し、より良い選択や将来が描けるよう心がけることが大切です。
 
以上で第4回経営学シリーズの授業は終了です😌
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 
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